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[シンギングテクニック]

2017年08月16日

お経みたいな歌い方

レッスンで同じ音を言葉が変わってもまっすぐキープするっていう練習をやっていると、生徒さんから「お経みたいですね」と言われました。

「お経みたいな歌い方」って表現、普通悪い意味で使われてますよね。のっぺりとした平坦な歌い方を「お経みたいな歌い方」って言います。でも、改めて考えると、なんかお経に失礼だよなあと思ってしまいました。

実際お経って全然平坦じゃなかったりして、同じ音程で延々と唱えてるってイメージがあるかもしれませんが、音の上下もちゃんとあるし、アクセント的なものも入っていたりするし...。むしろ同じ音をキープするとか、なめらかに歌うといった意味で言うとテクニックが必要だよなあ。よく考えるとお経ってほぼアカペラだよなあ。音程を自分でキープできなければ、どんどん音程下がっていったりする可能性もあるわけで。

なーんてことを考えておりました。 

お経も歌の一種と考えていいのかも知れませんねぇ。実際に声明というお経の合唱みたいのものもあったりします。


「お経みたいな歌い方」ってのを悪い意味で捉えるんじゃなくて、「お経みたいにいい発声でなめらかにしっかりと音程をキープする」って意味で捉えたら面白いなあと。

で、その「お経みたい」と言った生徒さんが練習で歌っていたのがゴダイゴの「ガンダーラ」!なんとお経に繋がってしまった感じ。ガンダーラも特にキープが必要なBメロあたりは、いい意味での「お経みたいに」歌ってみるといいのかもしれませんね。

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