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とつかボーカル教室
2015年08月18日 [うたばなし]

糸=人?

レッスンで、中島みゆきの「糸」という曲を持ってくる方が結構多いんですよね。
Bank Bandや最近ではクリス・ハートもカバーしているので、そういった別バージョンを持ってくる方もいらっしゃいます。

中島みゆきの曲って、やっぱり詞の世界観が独特で、深読みしていくととっても面白かったりするんですよね。例えば、この「糸」って曲のサビに 「布」って言葉がでてきます。糸が織り成して最終的には布になるわけなんで、もしかしたらこの曲「布」ってタイトルでも良かったんじゃ?なんて深読みができたりするんです。

さらに、タイトルに書きましたが、「糸」って「人」のことじゃない?ってこと
僕は、「糸」というのは「運命の赤い糸」ともよく言うように、人と人を繋げるもの と最初思っていたのですが、実はこの曲の中の「糸」そのものが「人」だったんだ!ということです。

ローマ字で書くと 「ito」に"h" を加えただけで「hito」になります。

この曲に出てくる「糸」って言葉を全て「人」に変えて歌ってみたら?
意味がすごく通じる分、なんかすごく生々しく思えてきました。

歌ってるときは「ito」って発音でも、「hito」だと思って歌ってみてください
なんか感情の込め方がちょっと変わってきませんか?

追記:
そこから想像をふくらまして、「赤い糸」って表現も「人」に置き換えることができるなあ…と。
人と人が出会うには、人がきっかけの場合が多いですよね。だから「運命の赤い糸」は「運命の赤い人」なのかもしれません。



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